プロジェクトには、主観的・客観的な初期ベンチマーク、車両レベルおよびシステム・コンポーネントレベルの目標設定、NVHトラブルシューティング、プログラム目標達成のための開発、発売サポートなどが含まれます。
自動車の音響振動性能を確保することは非常に困難であり、さまざまなNVH(ノイズ・バイブレーション・ハーシュネス)性能の領域における専門知識が必要とされます。自動車メーカーは、迅速かつ効率的な対応を実現するために、NVH車両統合の責任をアウトソーシングすることを選択する場合があります。
私たちは、車両プログラムにおける騒音・振動のすべての側面について、開発に関する全責任を負い、騒音・振動研究所として活動している多くのお客様と仕事をしてきました。
主観的・客観的なベンチマーク、車両レベル、システム・部品レベルの目標設定、NVHトラブルシューティング、プログラム目標達成のための開発、発売支援など、さまざまな活動を行っています。
活動内容は以下の通りです:
これまでお客様と一緒に取り組んできたプロジェクトやプロジェクト要素をご紹介します:
自動車メーカーと提携しているソフトウェア・サービス会社から、試験とコンピュータ支援エンジニアリング(CAE)解析の相関性を高めるために、150Hzまでの車室内のすべての音響キャビティモードを評価(実験)するよう依頼がありました。
半無響室で定常的な音響・振動測定を実施しました。車体パネルには加速度計、車内には複数のマイクロホンが設置されています。音響人工加振試験では、低周波の体積速度源を後部座席の後ろに設置しました。構造物人工加振試験では、後輪を取り外し、リアサスペンションの取り付け部に加振器を配置して加振しました。測定は、お客様が指定された場所で、完全にトリミングされた状態から完全に裸の状態まで、さまざまなトリム構成で行われました。音響、構造、振動音響伝達関数(V/F、P/F、V/Q、P/Q)の完全なデータセットを各トリム構成について取得し、相関をとるためにCAEチームへ提供しました。